Nekrasov - "The Form Of Thought From Beast"
・Artist Information
Country : Australia
Creation : 1997
Genre : Blackened Extreme Metal/Noise Ambient
Label : Crucial Blast Records
・Album Information
Year : 2008
Release-Type : Full-Length (2nd)
Tracks Are
- Debris ; Soul As Dust (02:25)
- Mountain Ash (04:53)
- Today The Sun A Golden Illusion (03:17)
- Dreams Of Swallowing, Black Space Expansion (05:07)
- Neti (02:52)
- Continuum Of The Beast (03:46)
- And The Seared That Heart (05:45)
- The Form Of Thought From Beast (20:30)
Total Time (48:35)
・My Comments I
―オーストラリアの知る人ぞ知るぼっちキチガイ、Bob Nekrasov氏によるブラッケンド・エクストリームメタル/ノイズアンビエントプロジェクトです。
まぁジャンルの呼称については私は特にこだわらないのでそこはご勘弁を。活動開始から最初の音源出すまでに10年というスパンを空けてた故か、2007年以降はひっきりなしに音源を出し続けています。
そして出し尽くしたか燃え尽きたか、昨年の内に活動を破棄してるという、まぁ何ともザックリした経歴です。ジコチューwwwwNekrasovというのは、ロシアの人の苗字に多く見られますね。一番著名な方は、Nikolai Alekseevich Nekrasov氏でしょうか。
ニコライは革命民主主義者であり、詩人でもあるわけですが、果たしてこのプロジェクトと関係あるかどうかは…?Bobさんの本当の苗字であり、そこからアーティスト名にしたか、また別の著名なNekrasovさんからインスパイアされてるかでしょうか。
下調べはしましたが、どうにも分からなくて…。あ、今日のお昼ご飯はコーラでしたよ(話を変える)
・My Comments II
―まぁ結構アンビエント色が強いもので、基本はサウンドからのイデオロギーの理解となるわけですが、なにせ無機質無色。
コンクリートがコンクリートを食べ、AVとなればアダルトなのかアニマルなのか、果たしてハヤシライスのハヤシとは…。
難解というよりは、全く着地点が見えない、と言った方が妥当でしょうか。ジャリジャリとノイジーなギターに、一手退いたエコーハーシュヴォーカル、疾走するドラム(恐らく打ち込み)で基本構成されていて、
アンビエント楽曲もまた、ノイズから水源を引っ張ってきたものとなっています。この作品以降の後期の作品だと、荘厳なチャントも入っていたりして更に世界が混在しているようなサウンドスタイルへと変化しています。
長々と書きましたが、まぁ、
この人なにしたいん?
ということですね(ヘラヘラッ 麻婆豆腐が足を生やして歩くかと言われたら、歩くはずないだろ、と。まぁそんな感じ(意味不明)
ホッ!何もない所で太極拳!
・Generalization
―基本ノイズ主体、展開もへったくれもないということで、かなり玄人向け。
イデオロギーすら見えにくく、それ故に惹き込まれるゥゥゥ!イッチャウゥゥッゥ!というような変人の方にはオススメです。私ですオススメの作品としては、手にも入りやすい"Extinction"というアルバムですね。こちらの方がよりキチガイさは伝わるかと。
視界いっぱいに広がる、青々とした大平原に突如、とんでもない高さの巨大なコンクリート壁が目の前に現れるような、そんな作風。
何だか巷で有名なSilencerとかよりも、この着地点の見えないという点の方が個人的にキチガイさを感じますかね。
ともあれそういった方面のジャンルに耐性が無いと地雷です(キッパリ
でも、意欲的にアプローチをかけた際、「何か」を押し広げてくれることは必須でしょう。興味本位でもいいので、一回聴いてみるとよいかも…?あとぼっち故か、音源入手難易度もかなりのモノ。リミテッド40作品なんかもザラ。
…こいつ何がしたi(以下ぼっち
・Notable Songs
―Debris ; Soul As Dust
:Nekrasovのサウンドスタイルの指標になる楽曲。まぁ、ノイジーですねと(投げやり―The Form Of Thought From Beast
:20分超のラストトラック。ひたすら不穏なアンビエント作品。これに魅力を感じれば、キミも廃人の仲間入りだ!ンェァァw